社会通念とは?
ニュースや裁判や論文などで社会通念という言葉がよく出てきますが、そもそも社会通念とはどのようなものなか気になったので調べてみました。
まず社会通念という言葉の使い方としては、
「社会通念に欠けている」
「社会通念に照らして考えると」
などなど、こんな感じで使います。
なかなか日常会話では使わないような堅苦しさがありますね。
意味
社会通念とは、人間社会の「暗黙の了解事項」の一つ。
つまり、一般的に受け入れられている「常識」「良識」「見解」という意味なのだとか。
明らかにおかしい。誰が考えたっておかしい。っていう主張をする際に「社会通念に照らして考えると」「社会通念上は」「社会通念に欠けている」という風に社会通念という言葉を用いるのだそうです。
誰が考えたっておかしいっていうのは誰が決めたんだって疑問を持たれる方もいらっしゃるかと思いますが、いわゆる社会の平均値みたいなものが一般的とか常識とかってことなんですかね。
とても曖昧な言葉ではありますが、説得力のある言葉だと思います。
以上、社会通念についてお話をさせていただきました。
コメント
「岡 潔―数学の詩人」高瀬正仁著の岡潔の≪社会通念≫の言説に、
≪「社会通念」…、自家撞着と無秩序の秩序とを併せ備える複雑極まる半流動体である。≫
とある。
社会科学でのある事象とそれに伴う他の事象を【数そのモノ】に変換したなら≪自家撞着と無秩序の秩序≫を持ち出してはならない。
【数そのモノ】に深く分け入って、事象間のインターフェースの技術(本質)を見つけるべきである。
≪…理想の追求はつねに社会通念と乖離し、…≫は、『離散的有理数の組み合わせの多変数創発関数論 命題Ⅱ』の発端であり≪「実務と学問の間にあるもの」≫などの社会科学への研究者への道しるべとして【数そのモノ】への矜持(本質)を捨ててはならない。